タイヤが劣化していて、ガソリンスタンドで交換をオススメされたけど、皆さんがどこで購入されているか知りたいわ。
整備士の私が接客をする中で、この様な悩みを持っている人がたくさんいます。
安さにつられて、粗悪品を売られてしまったら辛いですよね‥。
この記事では、タイヤ交換に迷わない為に、交換する場所や車種にあう選び方まで徹底解説します!
安くタイヤを買うにはネットが1番です。
実は、タイヤをネットで買う人は増えています。
タイヤの交換時期や寿命はどのくらい?
タイヤの寿命は短いものです‥。
一般的には4年〜5年で劣化する
タイヤは、走行するたびにすり減っていきます。
当然、溝がなくなれば交換になりますが、走らなくてもタイヤのゴムが劣化していくことはあります。
劣化すると、
- スリップしやすくなる
- バーストの危険性がある
- グリップ力が低下したり、乗り心地が硬く感じる事がある
- タイヤノイズが大きくなる
上の項目に1つでも当てはまった人は、タイヤの交換時期かもしれません。
このタイヤを見て、まだ使えると思えますか‥?
うわっ!
タイヤの溝を普段は見ないけど、これを見ちゃうと車乗るのが怖くなっちゃうわ‥。
※こうなる前に定期的なメンテナンスが必要です。
主なタイヤの劣化原因
この中に心当たりがある人は、タイヤの寿命を縮めているかもしれません‥。
劣化によるタイヤのトラブルはこちらで紹介しています!
タイヤ交換の費用の相場はどのくらい?
場所によって技術や金額が違うため、自分のニーズに合った場所を見つけてみましょう。
ディーラー
店舗で購入 | 持ち込んで購入 | |
工賃目安(1本) | ¥2,000〜(外車は¥8,000くらい) | ¥3,000〜(外車は¥12,000くらい) |
工賃目安(4本) | ¥8,000〜(外車は¥32,000くらい) | ¥12,000〜(外車は¥48,000くらい) |
さらに、タイヤ交換の頻度が高くないため、タイヤ交換技術も専門店より劣る事があります。
大きいサイズのタイヤ交換時に、ホイールに傷を入れられて、弁償してもらったと言う話も聞きます。
カー用品店
店舗で購入 | 持ち込んで購入 | |
工賃目安(1本) | ¥1,500〜(外車も同じ事が多い) | ¥3,500〜(外車も同じ事が多い) |
工賃目安(4本) | ¥6,000〜(外車も同じ事が多い) | ¥14,000〜(外車も同じ事が多い) |
カー用品店は豊富なラインナップが強みと言えます。
しかし、割安で交換が可能な反面、持ち込み料金などは高い場合があります。
冬タイヤ交換では、ホイールもセットで選べる所もオススメです!
ガソリンスタンド
店舗で購入 | 持ち込んで購入 | |
工賃目安(1本) | ¥2,500〜(外車も同じ事が多い) | ¥3,000〜(外車も同じ事が多い) |
工賃目安(4本) | ¥10,000〜(外車も同じ事が多い) | ¥12,000〜(外車も同じ事が多い) |
ガソリンスタンドは利便性が良く、スムーズに交換を頼めます。
しかし、直営店以外は、価格を店舗ごとに決めているため、工賃に差があるので要確認です。
タイヤ交換のついでに、オイル交換やワイパー交換などをしてもらう事が出来ます!
街のタイヤ専門店
店舗で購入 | 持ち込んで購入 | |
工賃目安(1本) | ¥1,000〜(外車も同じ事が多い) | ¥2,000〜(外車も同じ事が多い) |
工賃目安(4本) | ¥4,000〜(外車も同じ事が多い) | ¥8,000〜(外車も同じ事が多い) |
タイヤ専門店は、高度な交換技術を持っている事が多いです。
レアなサイズや、外車のタイヤ交換などを安心して頼む事ができます。
タイヤの在庫は、少ない事があるのですぐに交換したい人は、持ち込みも検討した方が良いでしょう。
タイヤ専門店では、1台につき3〜4人で作業することがあり、交換が10分で終わることもあります!
工賃を安くする方法
タイヤの交換工賃には、交換工賃以外にかかる費用があります。
例えば、ゴムバルブ、処分代、バランス調整が別にかかりますが、タイヤを処分せず持ち帰ったり、ゴムバルブを交換しなければ安くはなります。
実際に、私の会社でもゴムバルブからのパンクは多々あります。
自分に合ったタイヤを選ぶ方法は?
ここでは、現役整備士が思うタイヤの選び方を紹介していきます!
タイヤサイズを知ろう!
車のタイヤには、サイズがあります。
軽自動車とミニバンでは、大きさが違うのは当然のことです。
タイヤの見方は、
上の写真の様に記載されています。
タイヤを選ぶ際は、特別な理由等を除いては、純正サイズのタイヤを購入する事が間違い無いでしょう。
タイヤの種類別の役割を知ろう!
夏冬で使えるタイヤが違うのは知っていますよね?
俗にいう履き替えが必要です。(付け替えともいう。)
ですが、中には夏タイヤで雪道を走ってしまう人もいます。
当然、スリップする危険性が高いため、冬タイヤの購入が必要です。
下の記事は、冬タイヤを迷っている人に参考になると思います。
逆に、雪が降らない地域の場合は、オールシーズンタイヤを選んでも良いです。
オールシーズンタイヤは、夏冬兼用のタイヤで、付け替えの手間がないのが特徴です。
『じゃあ、オールシーズンタイヤで良いじゃん!』と思った人はちょっと待ってください!
オールーズンタイヤを諦めきれない人は、下の記事を参考に検討してみてください!
車の形状や燃費性(エコタイヤ)で選ぶ
軽自動車とミニバンでは、履けるタイヤが違います。
車重が少ない軽自動車は、タイヤによって大きく変わりにくいですが、ミニバンは適さないタイヤを履くと、寿命が短くなってしまいます。
タイヤと言っても種類がたくさんあるので、適さないタイヤを履くと、寿命が短くなったり、走行性能が落ちます。
値段の違いは性能の差が大きい!
タイヤの値段の差はなんだと思いますか?
基本的には、性能の差だと思って良いです。
例えば、ブリヂストンのレグノという高級タイヤがありますが、輸入激安タイヤと乗り比べた時に感じるのは、ロードノイズです。(走行時のタイヤの音)
お客様の中には、『こんなに音が静かになるなら、もっと早くレグノにすればよかった』と言う人すらいます。
タイヤの特徴は、
- ロードノイズを抑えるタイヤ
- 偏摩耗しにくいタイヤ
- 転がり抵抗を考えて燃費が良くなるタイヤ
- スポーツ走行向けにグリップ力を高めたタイヤ
この様なイメージです。
もっと価格差を知りたい人はこちらを参考にどうぞ!
【結論】タイヤはどこで買うのがいいの?
みなさんは、タイヤと言ったらどこを思い浮かべますか?
ディーラー
ディーラーを利用する人は、車検のついでにタイヤ交換をする人が多いと思います。
ディーラーでは、専門知識が豊富で、お客様からの実体験などをもとに、車種に本当に適したタイヤを提案してくれます。
また、新車時のタイヤと同等の物を買える点もディーラーのメリットでしょう!
交換費用は割高ですが、車の点検などを合わせてお願いしたい場合はおすすめです。
ガソリンスタンド
今はセルフスタンドが増えてきて、直接のやりとりが少なくなってきていますよね?
ですが、ピットを持っているスタンドであれば、タイヤを在庫していることも珍しくありません。
給油ついでにタイヤ交換を頼める為、とても便利ですが、タイヤの在庫数が少なく、取り寄せになることも多いです。
営業時間がカー用品店よりも長いため、仕事終わりに交換したい人などにおすすめです!
カー用品点
今やどこにでもあるカー用品店でも当然タイヤ交換をできます。
タイヤの在庫数も他よりも多いのが特徴です。
さらには大量発注できるので価格が安く、冬シーズンであればホイールを一緒に購入も可能です。
見積もりを取るなら、カー用品店は見る価値ありだと思います。
タイヤの性能別に確認したい人や価格を抑えたい人には一度は見てほしいです。
タイヤ専門店
タイヤ専門でやっている為、タイヤ交換の技術が高いでしょう。
技術が高いと交換作業が早かったり、ホイールに傷をつけられるリスクや心配が少ないです。
また、持ち込みタイヤの工賃も安い事があり、別で安く買ったタイヤを格安でつけることもできます。
自分で安くタイヤを買って交換したい人や交換時のトラブルを極限に減らしたい人におすすめです!
ネット通販
タイヤをネットで購入することに抵抗がある人もいます‥。
『ネットで買うと運ぶのだ大変そう』って思う人いますよね?
ですが、今は実店舗まで運んでくれるサービスもあり、前よりも使いやすくなっています。
さらには、店舗を持たないことで、タイヤを安く購入できるのが最大のポイントです。
何よりも安くタイヤを交換したい人や時間がない人におすすめです!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はタイヤを交換したい人に向けて、アドバイスさせていただきました。
とっても分かりやすかったわ!
今までは、ディーラーでやるのが当たり前だったけど、最近はネット通販も進んでいるのね!
記事のおさらい!
- タイヤの寿命は4〜5年で劣化する
- タイヤを購入する際は、自分のニーズに合う場所を見つける事が大切
- タイヤ交換で後悔しないためには、専門の人のアドバイスも必要
購入する場所によって、メリット・デメリットが違うため、複数の見積もりを取る事で後悔なくタイヤ交換ができます!