

タイヤの値段の差はどうしてなの?
たまに安すぎるタイヤがあるけど、品質的に大丈夫かしら?
見積もりに来てくださるお客様によく聞かれます。
命を乗せるタイヤは、安心なものを選びたい人がほとんどです。
この記事では、現役整備士の私が、タイヤの値段の差を解説して、高いタイヤと安いタイヤどちらを選べば良いか解説します!

私自身、安い輸入タイヤを履いていました。
ですが、運転性能がびっくりするほど良かったことを覚えています。
安いタイヤと高いタイヤの値段の違いは?


早速値段の違いの理由をお話しします。
メーカー
- ブリヂストン→高
- ダンロップ
- ヨコハマ→高
- ミシュラン
- グッドイヤー
- ピレリ→安
- クムホ
メーカーによって、タイヤにかけるコストが大きく違うのも差の理由です。

性能を上げようとすると、コストがかかるのが高い理由です。

そこのバランスが難しいのよね‥。
タイヤサイズ
多車種に採用のサイズは、値段が安いことが多いです。
理由は、マイナーのサイズよりも、数が売れるため値段が安くなります。
性能
性能面で違うことも値段の差を生みます。
- 高速走行安定性
- コーナーリング時のグリップ力や操舵力
- 雨天時の性能
- ロードノイズ低減
性能が高く作られるタイヤは、製造面のコストが通常よりもかかるため、高くなってしまいます。
この中で一番の違いを感じられる点は、乾いた路面でのロードノイズです。
低音で入ってくるノイズは、ドライブを不快なものにしてしまいますが、高性能タイヤは静かさを間違い無く体感できます。

お客様がブリヂストンのレグノを買われて、静かさにびっくりしたと言われた時があります。
販売店の問題
同じタイヤでも、販売店によって配送業者が違う為、手数料も変わってきます。
経費の部分でお金がかかっている為、お客さまの手に届くまでに上乗せ金がかかります。
ネット通販は人件費や、実店舗運営にかかる経費が少ないため、タイヤ代が安くなりやすいです。

最近では、お得に買えるサイトがあるので利用者は増えています!
安いタイヤと高いタイヤどっちを選べばいいの?


安いタイヤと高いタイヤの特徴をおさえて納得の買い物をしましょう。

金銭面からすると『安い』に越したことはないわ‥。
安いタイヤのメリットは?
- 安くて経済的
- 在庫がたくさんある
まずは『安さ』が一番のメリットです。
その次に、安いタイヤは数を売ることで粗利を取ろうとするお店が多いため、緊急時にタイヤの在庫が無い事が少ないです。
年式が型落ちで安売りしているタイヤは寿命が少ないので、安さに釣られて買わないようにしましょう。
型落ちよりも海外製のタイヤの方が、『タイヤのモチ』が良い為おすすめです。
高いタイヤのメリットは?
- タイヤの性能が高い
- 安心感を得られる
- 他人に見栄を張れる←自己満足

私の考えるメリットはこんな所です。
ちなみに私はアジアンタイヤ大好き人間です。
安さの違いでお話ししたように、タイヤの性能が違います。
ロードノイズや走行安定性は、乗り比べるとよく分かるほどです。
次に、国産メーカーの安心感です。
知っているメーカーのタイヤであれば、安心してドライブできるため、気にする性格の人は、買い直す前に国産メーカーを選びましょう。

お客様で、一度アジアンタイヤを入れた後、国産に変えた人がいます。
『乗っていて不安』になったそうです。
ちなみに私は、『トライアングル』というメーカーのタイヤを履いていましたが、雨の日に少し不安がありますが、それ以外は全く問題ありませんでした。
安くタイヤを買う方法はある?
- シーズンが変わるタイミングで買う
- チラシに入っているタイヤを選ぶ
- 特定のメーカーが安いお店で買う
一番は、冬に夏タイヤを買ったり、夏に冬タイヤを買ったりする事がおすすめです。
理由は、在庫を少なくしたいため、セールをやって売り切ろうとする傾向があるからです。

タイヤをお得に買える人は、こういったベストなタイミングで選ぶ事があります。
また、販売店によっては、特定のメーカーを安く仕入れているお店があります。
客寄せのために、近隣店舗よりも大幅に価格を抑えている場所で買うとお得に買えます!
事前に何店舗か足を運び、安売りしているタイヤを見比べるとわかりやすい!
スタッドレスタイヤはしっかり選ぶべき!

冬タイヤと夏タイヤの違い

冬と夏のタイヤは、これだけ違いがあります。
- タイヤの材質・硬さ
- 溝の構造・深さ
- タイヤの寿命
- 購入時の価格
冬タイヤは、夏タイヤよりも柔らかいのが特徴です。
直で触っても、『ムニっ』とする感触が伝わるほどですが、雪路面のグリップ力を確保するために必要な工夫です。
冬タイヤは、価格が高く、寿命も短い為、使い所を決めて使用する必要があります。
4年前後で1万5千キロ走行すると、効き目の部分で落ちてきます。

1年中、冬タイヤで走行した場合、次の年にはツルツルタイヤって事もザラにあります。
冬タイヤは性能が命!
凍結した路面では、高性能なタイヤほど良く止まる事が出来ます。
- 異様に安い
- 聞いたことのないメーカー
- 触ってみてゴムが硬い←これ大事!
- 年数が極端に古い←個人店が多い!
よくある間違いは、価格で選ぶことです。

つまり、冬タイヤは安さに釣られて買うと、失敗しやすいタイヤってことね!
ニーズに合わせた選び方はこちらで詳しく説明しています!
まとめ


いかがだったでしょうか?
今回はタイヤの値段の違いについてのお話でした。

なるほどね〜!
タイヤの値段は色々な条件が重なって決まっているのね。
記事のおさらい!
タイヤの値段の違いはこれで決まる!
- 製造メーカー
- タイヤサイズ
- タイヤの性能
- 販売店の違い
安いタイヤのメリット!
- めちゃめちゃ安く買える
- 在庫をたくさん抱えやすいため、緊急時にタイヤの欠品が少ない
高いタイヤのメリット!
- タイヤの性能が高い
- 安心感を得られる
- 他人に見栄を張れる
夏タイヤはアジアンタイヤでも問題ないが、冬タイヤは国産メーカーを選ばないと滑ります。

タイヤの値段の差をお分かりいただけましたか?
命を乗せるタイヤは、値段だけで見めることはおすすめしません!

わかったわ!
スタッドレスタイヤは『しっかり止まれるタイヤ』を選ばなくっちゃね!