こないだオイル交換に行ったら、タイヤローテーションを勧められたわ!
工賃を払ってまでやる必要あるのかしら?
タイヤローテーションは、その名の通りでタイヤの位置を変える事ですが、効果を疑う人も多いです。
しかし、取り付け位置によって摩耗が変わるため、ローテーションは延命には必須メンテナンスになります。
この記事では、現役整備士の私が、タイヤローテーションの効果やメンテナンスをしなかったタイヤを見せて解説します。
タイヤローテーションは、車検時や履き替え時に同時に頼む事で工賃をサービスしてもらえます。
タイヤローテーションとは?
まずはタイヤローテーションについて解説します。
タイヤの位置を変える作業
タイヤローテーションは、前後左右でタイヤの取り付け位置を入れ替えることを言います。
駆動方式によってローテーション方法は変わりますが、基本お店にお任せで大丈夫です。
タイヤの減り方を均一にする役割
タイヤの負荷は取り付け位置によって変わるため、摩耗具合も取り付け位置で違います。
イメージつきにくいかと思うので、こちらをご覧ください。
隣り合わせになっている内側の溝に違いが見えますよね?
このままでは、内側の溝がなくなってタイヤ交換になってしまうため、こうなる前に前後や左右でローテーションをします。
タイヤの性能低下を防ぐ
このような問題が発生します。
下の画像は、偏摩耗したタイヤですが、中のワイヤーが出ていてバースト寸前です。
この様にタイヤの溝がなくなると、大きな事故にも繋がりやすくなります。
溝を長持ちさせることや偏摩耗を防ぐことは、安全運転には欠かせないメンテナンスです。
こちらの記事では、タイヤの代表的なトラブルをまとめているので、気になる方は参考にどうぞ!
タイヤローテーションを行う頻度やタイミングは?
とはいえ、タイヤローテーションをどのタイミングでやれば良いのか分かりませんよね?
ズバリ、タイヤローテーションのタイミングに正確なタイミングはありません。
- 交換から5千〜1万km走った頃
- 交換して半年から1年が経過した頃
プロ目線で考えると、この辺りで実施したほうがベストです。
手遅れになる前に、オイル交換ついでに溝の確認をお願いすると、タイミングを測りやすくなります!
細かな点検をサービスしてくれる場所もあるので、メンテナンスしやすいお店を見つけられると良いです。
タイヤローテーションの費用は?
通常どのくらいかかるか気になりますよね?
近隣店舗を調査してみました。
作業場所と費用の相場!
頼む場所 | 調査した費用の相場 |
ディーラー | 4,000円〜(1台) ※友人は2,000円だったので場所による可能性大。 |
カー用品店 | ①オートバックス→2,000円〜(1台) ※メンテナンス会員は、特典で安くなる事がある。 ②イエローハット→3,000円〜(1台) |
ガソリンスタンド | 近くのコスモ→2,000円〜(1台) ※場所によって変化あり。 |
タイヤ専門店 | タイヤ館→2,000円〜(1台) |
場所によってサービス費用は開きがありますね!
あとは、行きやすさや同時作業の有無によって決めるのがいいと思います。
無料でやる方法もある!
タイヤローテーションだけ頼むと『工賃』が発生しますが、実は無料にする方法もあります。
極端に走行する人以外は、12ヶ月点検時に一緒にローテーションすればお得です。
タイヤローテーションのデメリットは?
メンテナンス費用がかかる
タイヤローテーションは、基本的には工賃が発生します。
費用はメンテナンスをする上でしょうがない部分でもあります。
ただし、法定点検やスタッドレスタイヤと付け替える際などは無料で出来ます。
前後サイズ違いは出来ない
車によっては、4輪のタイヤサイズが違う場合があります。
サイズが違うということは、取付位置を変える事ができないとも言えます。
このような車は、サイズ違いの可能性がある為、注意が必要です。
費用対効果が少ない事もある
タイヤローテーションをお金を払って行う場合は、年間に数千円かかりますが、タイヤの影響を実感するのは難しいです。
例えば、安いタイヤを買っても、メンテナンス費用で高上がりになるケースがあるという事です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はタイヤローテーションについてのお話でした。
記事のおさらい!
タイヤローテーションとは?
- タイヤの取り付け位置を変える作業
- タイヤの摩耗を均一化してくれる
- 性能低下も防ぐ
ローテーションのタイミングは?
- 5000キロから10000キロ走行した
- 交換して半年から1年が経過した
タイヤローテーションの費用は?
- 場所によるが、2,000円から4,000円ほどが平均
- 法定点検や履き替え時に無料でやる場所もある
デメリットは、費用対効果が薄くなる車もある点です。
タイヤローテーションは、法定点検や付け替えの時に同時にお願いしてやりましょう!
下の記事では、タイヤのトラブルをまとめています。