『タイヤ交換時に窒素ガス充填したけど、効果が気になる。』
『タイヤを長持ちさせるためのメンテナンスが知りたい。』
『窒素の入ったタイヤに空気を混ぜてもいいの?』
タイヤに窒素を入れてみて、効果が気になったり、日々のメンテナンスが分からなくなる事ありますよね‥。
今回は、窒素ガスを入れるメリットとデメリットを解説しています!
この記事を読むと、お金を出して窒素ガスを入れる必要があるか決めることが出来ます。
タイヤの窒素ガス充填は、体感できる効果までは無いため、とことんメンテナンスしたい人以外はおすすめできません。←しっかりと説明していきます!
タイヤの窒素ガス充填ってなに?
まずは、窒素ガスについてお話しします。
窒素ガスは、
- 不燃性で不活性のガス
- 空気中に約8割含まれている
- タイヤから空気が抜けにくい
このような特徴があります。
意外にも、空気中に多くの割合で含まれています。
タイヤに窒素ガスを入れるメリットは?
入れる事でどのようなメリットを得られるのでしょうか?
空気圧が減りにくくなる
窒素ガスを入れる事で、タイヤから抜けるガス量が3倍ほど少なくなると言われています。
お客様のオイル交換時に空気圧を測ると、低下している事が多いです。
燃費が良くなる事がある
セルフのガソリンスタンドが増えた事で、空気圧のメンテナンスを怠りやすくなりました。
結果として、空気圧不足による燃費の低下が起こります。
タイヤの劣化を防ぐ
酸素量が低下するため、含まれる水分量が減り、ゴムが劣化しにくくなったり、アルミホイールの酸化を予防してくれます。
ゴムの劣化やホイールの酸化は、エアー漏れにつながります。
ロードノイズが減る
窒素ガスは、酸素よりも音の伝達率が低いため、ロードノイズが低減します。
タイヤに窒素ガスを入れるデメリットは?
窒素ガス充填は、悪い点はほとんどありません。
工賃がかかる
唯一のデメリットは、充填工賃がかかってしまう点です。
工賃の相場は、550円〜(1本)で、合計で2,200円が平均値です。
年2回だとすると、4,000円を超えてくるので、メンテナンス費用は意外と高いです‥。
作業できる場所を探さないといけない
窒素ガスはどこでもできるわけではありません。
私のお店でも、窒素ガス充填をおこなっていますが、窒素を作る機械でやっています。
酸素の中から、窒素だけを取り出して充填しなければいけないので、機械がないお店では作業ができません。
工賃もばらつきがあるので、同時に確認してみましょう。
効果を感じる事が難しい
私も窒素ガス充填をしていますが、実際の効果は体感できていないのが現状です。
私が充填して思うのは、体で体感するのは難しいという事です。
それでも入れているのは、体感できなくても、タイヤには良い事がはっきりわかるからです。
→他のタイヤメンテナンス方法はこちらでもまとめています。
窒素ガスと空気を混ぜても平気なのか?
最後にみなさんが気になっている点を解説します。
空気(酸素)と混ぜても問題はない
結論から言うと、『全く問題ない』ということになります。
というのも、酸素の中には8割窒素が入っているため、混ざったとしても心配する化学変化などは起きないです。
でも、窒素ガスの濃度が下がると効果が落ちてしまいます!
お金をかけて、窒素を入れた事が無駄になってしまいます。
基本的には窒素を入れよう
窒素100パーセントのタイヤに、酸素を混ぜてしまうと、どんどん薄くなっていきます。
薄くなると、窒素本来のメリットを受ける事ができずお金をかけた意味がなくなります。
こまめな空気圧調整は必要
窒素を入れた事で、空気圧調整がもったいなく感じましたか?
お客様から、『窒素ガス入っているので、調整はしないでください。』と言われる事があります。
しかし、空気圧を見てみると減っている事が多く、混ざることが嫌だと感じ、調整を怠っている人がいます。
窒素ガスを入れた事で、空気圧を調整しなくなるのは良くありません。
まとめ
窒素ガス充填の意味を感じる事ができましたか?
記事のおさらい!
窒素ガス充填のメリットは?
- 空気圧が減りにくい
- 燃費の向上
- タイヤの劣化予防
- ロードノイズの低減
窒素ガス充填のデメリットは?
- 工賃がかかる
- 作業の場所を選ぶ
- 効果を感じにくい
空気(酸素)と混ぜてもいい?
- 混ぜても問題ないが、窒素濃度が薄くなる
- 濃度が薄くなって効果がなくなっていく
窒素ガス充填は、タイヤに良い影響があるが、効果を感じにくい事や5,000円ほどの費用がかかることを考えてやりましょう。
タイヤを大切に長く使いたい人には、オススメのメンテナンスです。