ディーラーの車検時にタイヤ交換をオススメされたけど高くてビックリしたわ!
なんで高いのか理由が知りたいわ!
ディーラーで車を購入した人は、車検から一般的な点検などをお願いする人が多いです。
しかし、タイヤの交換時期になると、みなさん口を揃えて『高い‥』と感じるはず‥。
実際、他店舗に比べると割高なのが事実です。（基本的に値引きはありません。）
この記事では、現役整備士の私が、ディーラーでタイヤ交換をするメリット・デメリットと高い理由を解説します。
タイヤをディーラーで買うメリットは?
まずはメリットからお話しします。
丁寧な接客を受けられる
ディーラーでは、きれいに整えられたフロントで丁寧な接客を受ける事ができます。
ディスプレイされたモデル車を眺めながら、安心感のある接客を受けられるのが最大のメリットとも言えます。
ディーラーはいつも綺麗で気持ちがいいわよね!
新しいタイヤを購入できる
新しいタイヤとは、製造年月日が1年前までのタイヤです。（この期間は主観です）
使用しなくても、年数が古いとタイヤの硬化や劣化が起きる為、新しいタイヤを取り付けたいですよね。
ディーラーでは、古いタイヤを置かない為、安心して交換できます。
国産メーカーを取り扱っている
- ブリヂストン
- ヨコハマ
- ダンロップ
- グッドイヤー
これらの国産メーカーは、保証がしっかりしていたり、走行性能や燃費などを重視して作られており、新車装着タイヤにも使われています
日本の気候にあわせて作られていることから、海外製よりも長持ちしやすい傾向があります。
交換後の安心感は、計り知れないところがあります。
提携するメーカーのタイヤを取り寄せられる
ディーラーは、在庫を多くは持っておりません。
そのため、サイズが無いと取り寄せる事になりますが、後日ご希望のタイヤを取り付ける事ができます。
サイズが無くて交換できない事が無いのもメリットですよね!
同時に点検もお願いできる
車を乗っていると、違和感を覚えることがありますよね?
例えば、ブレーキ時の異音やエンジンオイルの点検など、タイヤ交換以外のメンテナンスも同時にお願いする事ができます。
メーカーに特化した整備士が見てくれる為、車種に多い故障なども教えてくれます!
洗車をして納車してくれる
ディーラーで車検をやり、納車時にきれいになっていた経験ありませんか?
実は、タイヤ交換時にも洗車をやってくれるところがあります。
1回分の洗車代がお得になる点もメリットの1つですが、タイヤ代金が高いのが難点です‥。
タイヤをディーラーで買うデメリットは?
どちらかと言うとデメリットに注目してほしいです。
価格が高い
ディーラーでのタイヤ交換は、価格が高い事がデメリットです。
タイヤショップ→タイヤを大量に発注する為、ある程度値引きしてもらえる
ディーラー→お客様から注文を頂いてから、1台分を注文するため値引きなし
注文数によっても仕入れ値が変わる為、価格が変わってきます。
さらには、タイヤ代金や工賃が平均より高い事で、トータルコストが高くなりやすい傾向があります。
ディーラーは、定価販売ということもあり値段は高いですが、10%程の値引きは対応してくれることもあります。
特殊なサイズは購入出来ない
ディーラーは、新車装着のサイズをメインに販売しています。
その為、純正サイズから変更したい場合には、ディーラーでは見つからないと思います。
- ドレスアップ目的（ホイールを大きくする）
- サイズダウンで価格を抑える為
- 在庫の多いサイズに変える為
いずれにしても、タイヤの種類は量販店には負けてしまいます‥。
事前に予約が必要
ディーラーの整備士は、時間ごとに作業する車が決まっています。（予約をされている車）
その為、飛び込みで行ったとしても厳しいところがあります。
- 後日に勧められるかもしれない
- 空いた整備士に急遽やってもらえる事がある
- 数時間待てばやってくれるケースもある
完全予約制は、良いところもあれば困る時もありますよね‥。
タイヤの作業技術が低い事がある
プロショップに比べると、タイヤ交換の作業頻度が極端に少ないためタイヤ交換に不慣れな人がいます。
また、新品タイヤを組み込む際に、タイヤに亀裂が入ってエアーが漏れる原因にもなります。
新車で買って傷がついてないホイールなどは、専門のプロショップにお願いしたほうが安心感はあります。
ディーラーのタイヤが高い理由は?
高いのは理由がありますよ〜!
ディーラーに届くまでの手数料が高い
手数料とは、タイヤ販売の会社→仲介業者→ディーラーへと届きますが、各会社に支払われるマージンと思っていいです。
関わる会社が多ければ多いほど、手数料が上がっていきます。
そのため価格にも影響してきます。
タイヤを安く仕入れられない
タイヤは大量に仕入れたほうが、1本の単価を安くできます。
ディーラーでは、タイヤを大量に仕入れませんし、そこまで交換頻度も高くありません。
つまり、単品で頼む事が多いため、タイヤの単価が高くなります。
たしかにディーラーでタイヤ交換をお願いすると『取り寄せ』って言われたわ!
強気の価格設定
極端な話ですが、ディーラーはタイヤ販売を優先していません。
車の販売に力を言えれているため、タイヤの価格を抑えて販売することはしません。
近隣店舗と競合しない為、タイヤの価格は高い事がほとんどです。
タイヤ販売をメインにするショップは、競合調査を行なっている為、より複数の見積もりが安く買う秘訣です。
ディーラーだけでタイヤ交換を済ませるのは危険ってことね!
ディーラーは持ち込みタイヤを交換できる?
知り合いの車屋など無い人は、タイヤだけ買ってディーラーで交換できないかと思いますよね。
場所によっては持ち込みをやらない事もある
持ち込みのタイヤ交換を行っていないディーラーがあります。
タイヤを購入する前に、電話での確認をしておくことをお勧めします。
ディーラーでも店舗ごとに決まりが違うことも多々あります。
割増工賃がかかる
通常の工賃ではなく、持ち込み工賃を設けている場所がほとんどです。
持ち込み工賃の平均は、通常工賃の２倍になります。
タイヤ交換のトータルで考えると、高上がりになる事があります。
持ち込みを考えるならディーラーはやめた方がいい
持ち込みのタイヤを交換する場合は、ディーラーの利用はやめた方がいいです。
作業レベルが低いことがあったり、工賃が割高のため、プロショップ（用品店も含む）で交換する方が安心です。
安くするために持ち込むのなら、安く取り付けできる所の方がオススメです。
タイヤをディーラーより安く買うには?
安く買える方がいい人は知っておくと良いです。
ネット通販を利用する
- タイヤが安い
- 種類や在庫が多い
- お得なキャンペーンがある
実店舗を持たないネット通販は、経費がかからないので安く販売できます。
さらに、さまざまなタイヤを比較して選ぶことができるので、妥協して後悔することもありません。
お得に買えるけど、取り付けはどうするのよ?
『タイヤがネットだと安いのはなぜ?デメリットやオススメショップは?』で説明していますが、ネットで購入して取り付け店舗を予約する方法があります。
おすすめは、『タイヤフッド 
』で、豊富なラインアップから、車にあったタイヤを選ぶことです。
これは一部で、他にも同サイズのタイヤがたくさんあります。
さらには、自宅付近の工場に直送して取り付け予約も可能です。
つまり、気になるタイヤを購入したら、予約した店舗に車だけを持って行くだけです。
結構便利なサービスなのね。
ネットと店舗が融合したみたいだわ!
店舗で買うよりも確実に安く買うことができるので、一度タイヤの値段を覗いてみましょう。
カー用品店やタイヤショップを利用する
ネットが不安な人は、これらがおすすめです。
カー用品店などは、タイヤ交換をメインにしていて、大量発注などでタイヤを安く仕入れています。
また、在庫をなくしたい観点から、値段設定を安く設定する事が多いです。
ネットより高いですが、実際に目で確認できるので安心感があります。
中古タイヤを購入する
『中古タイヤは嫌だ‥』って聞こえてきそうですが、これにはメリットもあります。
- 新品タイヤよりも破格で買える
- 状態次第ではかなりお得
- 新品も1年履けば中古になる
最近では、中古カー用品店が多く、実店舗を覗くと、お買い得でタイヤが販売されています。
また、トラブルを防ぐために、状態が悪いものは基本ありません。（店に寄りますが‥。）
国産がいいけど、予算オーバーの人は、中古カー用品販売店（アップガレージなど）を覗いてみる価値はあります!
安く買う方法を詳しい人はコチラも参考にしてみてください!
自分のタイヤの相場を知る事が大切!
今履いているタイヤが、どの程度の価格帯なのか考えたことありますか?
タイヤは、メーカーや性能によって価格が大きく変わります。
交換した時の相場を知っておくことで、ニーズに合うタイヤ選びができるようになります。
『高いタイヤのメリットはある?安いタイヤと値段が違うのはなぜ?』で、価格の差を詳しく説明しています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はディーラでタイヤを買うメリットとデメリットのお話でした。
ディーラーでは、同時に点検をお願いできるけど、それ以外は安いところでやることにするわ!
記事のおさらい!
ディーラーでタイヤ交換をするメリットは?
- 接客が丁寧
- 新しいタイヤを購入できる
- 安心のメーカーを取り扱っている
- 提携するメーカーのタイヤを取り寄せ可能
- 同時に点検をお願いできる
- 洗車サービスがある
ディーラーでタイヤを交換するデメリットは?
- 価格が高い
- 特殊なサイズは交換できない
- 事前に予約が必要
- タイヤ交換技術が低い事がある
ディーラーでのタイヤ交換は、同時に点検をお願いする時以外はおすすめしません!
タイヤ交換をどこでするのか決めたい人は、下の記事で詳しく説明しています。
