スペアタイヤを履いているけど、高速道路を走ってもいいのかしら?
結論から言うと、スペアタイヤは応急用なので、100km走るまえに交換しなければいけませんが、高速道路を走っても問題はありません。
ですが、スペアタイヤでの走行は危険を伴うので、早く交換をしなければいけません。
とは言っても、
このようなタイヤ交換の『不安』があると思うので、
今回は、現役整備士の私が、スペアタイヤの注意点とおすすめのタイヤ交換方法をえ紹介します。
『スペアタイヤ』には2種類ある!
スペアタイヤといっても色々あります!
スペアタイヤは、厳密に言うと2つあります。
- 応急タイヤ(テンパータイヤ)
- 標準タイヤ
これらは、タイヤの大きさや走行性能に差があります。
多くの車は、応急タイヤ(テンパータイヤ)が搭載されています。
応急タイヤ(テンパータイヤ)
みなさんがイメージしているスペアタイヤの事を言います!
黄色いホイールに細いタイヤを見たことありますよね?
スペアタイヤは、かなり貧弱のタイヤだと考えておきましょう!
標準タイヤ
標準タイヤって普通のタイヤと何が違うのか気になりますよね?
標準タイヤは、通常ついているタイヤと同等の物がスペアとして搭載されています。
ビックセダンやSUV、パワーのある車などは、テンパータイヤでは危険だからです。
通常のタイヤと同じなので、スペアだからと言って制限がありません。
強いて言うなら、定期的な交換をしないので、ゴムが硬化しているケースが多いです。
あくまで、新品に変えるまでの繋ぎにする事は変わりません。
スペアタイヤで高速道路は走れるが、『危険』が伴う事を忘れずに!
ただ使うだけでは絶対にダメです。
スペアタイヤで高速道路を走る場合は、
- 走行速度
- 走行距離
- 空気圧管理
この3つを守る必要があります。
これらを守って使うことが第一条件です。
走行速度
テンパータイヤの場合は、タイヤが小さくて細いため高速域では危険を伴います。
例えば、ハンドルのブレやブレーキ距離が伸びたりします。
特にフロントにつけた時は、ハンドルが不安定で怖いです。
走行距離
スペアタイヤは、100kmが限度といわれています。
細いスペアタイヤで車重を支えると、負荷が大きいため摩耗も早いです。
めんどくさいと思わずに、タイヤを交換しに行きましょう!
空気圧管理
通常のタイヤよりも空気圧が高く設定されています。
タイヤに入る空気量が少ないため、圧を高めて強度を出す必要があります。
思った以上に制限が多いのね‥。
もし高速道路でパンクをしたら、レッカーを呼ぶ方が間違いないわ。
スペアタイヤの寿命と交換目安は?
普段交換しないからこそ、いざという時に使えないと意味がないですよね?
スペアタイヤの寿命
スペアタイヤも通常のタイヤと同じく、4年〜5年を目安に交換が必要です。
ただ、パンクしないと使わない事や、トランク下にある車は劣化しにくいのも事実です。
通常のタイヤと同じく、定期的な点検が大事になってきます。
スペアタイヤを新品交換する人は少ない
私の経験からすると、お客さまがスペアタイヤを交換依頼に来たことはありません。
私自身も交換したことがありませんが、1つポイントとして、定期的な空気圧点検やゴムの状態を見ておくだけで違ってきます。
スペアタイヤがない車はどうすればいいの?
最後にスペアタイヤが搭載されていない車はどうすればいいのかお話しします。
スペアタイヤの代わりに『パンク修理キット』が搭載されています。
パンク修理キットとは、エアーバルブからガスと専用のシール剤を注入するものです。
使い方は、
- 車を平らなところに停車
- パンク修理キットにシール剤をセットしてシガーソケットに接続
- 運転席内側の空気圧シールを確認
- パンクしたタイヤのエアバルブキャップを取る
- 修理キットをタイヤにセットして指定圧力まで空気を入れる
工程は多いですが、やってみると簡単にできます。
キット内には、タイヤ内側を溶かして穴を塞ぐ白いシール剤が入っています。
この様にシール剤が穴に塞がる様になっていますが、見て分かるとおりで、走り続けることはできません。
写真の黒いドロドロしたものは、タイヤの内側が削れて出た物です。
また、パンクした状態で走行をすると、
このように、内側のゴムにダメージを受けてしまいます。
内側にダメージがあるタイヤは、パンク修理をしても、内圧に負けてバーストするので危険です!
無理に修理をして、一時的に治っても、その後トラブルが起きます。
パンクしたタイヤを交換したい人は?
スペアタイヤで走るのは不安だし、人に見られる気がして嫌だわ‥。
早く交換したいけど、どうしようかしら‥。
- 実店舗で探して交換
- JAFを利用して探してもらう
- ネット通販で探す
タイヤを交換したい人は、この選択肢で探すのがベストです。
簡単さ | 安さ | タイヤの種類 | |
実店舗で探して交換 | 面倒 | 見積もりが大変 | 少ない |
JAFを利用して探してもらう | 電話が手間 | 会員費用がかかる | 少ない |
ネット通販で探す | スマホで済む | 比較的安い | 多い |
実際に店舗で買うのが1番安心だけど、スペアタイヤで複数店舗に見積もりに行くのは不安だわ‥。
そんな人には、便利で簡単にタイヤ交換ができる『タイヤフッド』がオススメです。
タイヤフッドなら、簡単にタイヤを選べて、店舗に届けてくれます!
スペアタイヤでお店をまわって見積もりは怖いですよね?
さらに、スペアタイヤで整備工場に見積もりに行くと、ほぼ確実に値段に納得できないまま交換する羽目になります。(整備士目線)
タイヤフッドでは、専用サイトからタイヤを選んで、取り付け店舗まで予約をすることができます。
近くで探せるのは便利だけど、タイヤはどんな流れで取り付けるのよ?
タイヤフッドでは、サイト上でタイヤを選んだ後、取り付けの店舗に直接配送してくれますよ!
ネットでタイヤを買うと、
- 取り付け店舗を探す
- 金額を比較して予約
- タイヤを車に乗せて運ぶ
このような手間がかかります!
ですが、タイヤフッドなら工賃一律で、タイヤも直送するため、予約日に車を持って行くだけです!
参考程度に見ておこうかしら!
ネットの中でも安い方なのね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はスペアタイヤについてお話ししました!
スペアタイヤは見た目も性能もイマイチってことね!
記事のおさらい!
スペアタイヤには、応急タイヤと標準と同サイズのタイヤがある。
スペアタイヤの寿命は?
- 通常のタイヤと一緒で、4年から5年が目安
- トランクにあるものは、劣化しにくいので交換しない人が多い
- 定期的なゴムの確認は必須
スペアタイヤの注意点は?
- 速度は80km以下で走る
- 距離は100km以内で交換する
- 空気圧は指定の高めで入れる→少ないとかなり危険です!
- 高速は走れるが、なるべく避ける
スペアがない車は、『修理キット』が積んであるから、事前に確認しておくとトラブルが少なく済む。
スペアタイヤで高速は捕まらないが、なるべく避けて、100km走る前に新品タイヤと交換が必要です。
参考になれば嬉しいです。
新品タイヤの購入先がわからない人はコチラを参考にしてみてください!