最近、車がガタガタする気がするわ‥。
何かトラブルでもあるのかしら?
普段乗るクルマの場合、少しの異変でおかしいなと感じることありますよね?
特に、タイヤのトラブルとなれば、乗り味に影響を及ぼします。
今回の記事では、現役整備士の私が、お客様の事例があったタイヤトラブルを紹介します!
タイヤのトラブルを知っておくと、日々のメンテナンスの重要性を分かってもらえると思います!
パンク
タイヤのパンクは、いつ起こるか分からないですよね。
パンクも何種類かある
これは、溝がないまま走行してバーストしたタイヤです。
かなり変形していて、危険なのがわかるかと思います。
空気圧低下は一番危険
バーストすると、走行しない為、2次被害は起きにくいです。
しかし、徐々に抜けている場合、気づかずに走行してしまいます。
パンク時の応急処置
自分で交換が難しい人は、迷わずレッカーサービスを利用しましょう。
偏摩耗
偏摩耗は目で見ても分かりにくいです‥。
偏摩耗って何?
タイヤの地面に設置する面が、異常に摩耗する事をいいます。
偏摩耗といっても、使用状況によって摩耗の仕方は変わります。
偏摩耗の原因は?
例えば、空気圧が低下するとタイヤが潰れて両肩が摩耗しやすくなります。
逆に、空気圧を高くしすぎると、ボールの様に丸くなり、センターが摩耗しやすくなります。
偏摩耗を指摘された場合は、原因をプロの方に聞く事が大切です。
防ぐ方法はあるの?
タイヤを交換しても、原因を改善しなければ、新品タイヤも摩耗してしまいます。
足回りの不具合を判断するのは、難しいですが、ハンドルがズレていると感じる場合はアライメントを調整しましょう。
他には、月1で空気圧のメンテナンスが大切です。
ひび割れ
タイヤが割れて見える現象です。
タイヤのひび割れって?
タイヤに、クラックの様な劣化が生じている状態です。
上の写真の様に、タイヤが割れてしまう事があります。
ひび割れの原因は?
1番は、空気圧不足や経年劣化が多いです。
どのくらいで交換になる?
『タイヤのひび割れが気になるけど交換時期なの?』って不安になりますよね。
この写真を参考にすると、シワの様な状態からひび割れに変わっていきます。
個人的には、4になったら交換をオススメします。
理由は、お客様の車で、この辺りからトラブルが増えている為です。
ハイドロプレーニング現象
教習所で聞いたことありませんか?
ハイドロプレーニング現象って?
雨の日などに、水とタイヤの間に膜ができて、車の制御不能になることです。
高速道路などでスピードが出ている時に起きやすいトラブルです。
ハイドロプレーニング現象の原因は?
走行中は、タイヤの溝で設置面の水を排水していますが、スピードが出過ぎていたり、溝がなかったりすると排水する事でできなくなりグリップしなくなります。
カーブの途中にあるマンホール等でも、スリップしやすくなります。
ハイドロプレーニング現象を予防するには?
日頃から、タイヤのメンテナンスをする以外ありません‥。
パンクの様などうしようもないトラブルとは違って、溝を確認したり、空気圧を点検することを行えば防ぐ事ができます。
オイル交換やガソリンを入れる際に、店員の方にタイヤの状態を聞くなどはしましょう!
異音の発生
走行中に『カチカチ』と気になることありませんか?
タイヤの異音の原因って?
タイヤから発生される異音の原因はたくさんあります。
ホイールの劣化
取り付けトルクが弱いナットは、ブレーキング時にギシギシとなり、やがて低い音に変わっていきます。
初めは、ブレーキの異音の様にキーキーなることもあります。
タイヤの劣化
走っている際に、急ブレーキや急カーブ時にキキキとスキール音がする事がありますよね?
頻繁になる場合は、タイヤが古くなって硬くなっているケースがあります。
まだ交換して間もない人は、新品タイヤに多い空気圧不足かもしれません。
それ以外の原因のこともある
タイヤ付近の音でも、タイヤが直接の原因でないことも多いです。
雨の日だけの異音ならパッド、スピードが上がるとうるさくなるならベアリングなど、考えられる原因は様々です。
車の悲鳴を聞き逃さない様に、日頃から音に注意する事が早期発見のポイントです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は整備士が考えるタイヤトラブル5選でした。
記事のおさらい!
- パンク
- 偏摩耗
- ひび割れ
- ハイドロプレーニング現象
- 異音の発生
トラブルで多いのがこれらのものです。
事故につながる危険なサインですので、それぞれに合った対策をする事が大切です。