そろそろタイヤ交換時期だけど、買ってはいけないメーカーってあるのかしら?
タイヤメーカーによって、性能やコストは違いますが、買ってはいけないタイヤメーカーがあるのか不安になりますよね?
結論から言うと、買ってはいけないタイヤメーカーはありません。
ですが、自分のニーズにあったタイヤ選びが出来ると後悔することが少なくなります。
今回は、現役整備士の私が、買ってはいけないタイヤの特徴とおすすめメーカーを紹介します。
買ってはいけないタイヤの特徴は?
買ってはいけないタイヤは、ズバリ『安全性が保証できないタイヤ』ということに尽きます。
安全性に問題があるとされるタイヤの特徴は、
- 車に合わないタイヤ
- 交換前より低グレードのタイヤ
- 安全基準に満たないタイヤ
- 中古タイヤ
- オールシーズンタイヤ
このようなタイヤです。
なお、日本で見かける有名タイヤメーカーにつきましては、『JATMA』を含む基準をクリアしたタイヤですので、安心して大丈夫です。
では、買ってはいけないタイヤを詳しく解説していきます。
車に合わないタイヤ
車に合わないタイヤを選ぶと、走行性能や安全性が大幅に低下する可能性があります。
スポーツカーには高性能タイヤが必要であり、SUVにはオフロード対応のタイヤが求められます。
また、長距離運転をする人は、高耐久のモデルを選ばなければ、交換ペースが早まったりもします。
交換前より低グレードのタイヤ
現在装着しているタイヤよりも低グレードのタイヤを選ぶと、性能や安全性が劣ることになります。
燃費性能の低下
低燃費モデルを履いていた人が、燃費性能が低いモデルを選ぶと、思ったより燃費が落ちて後悔することがあります。
もし、今までのタイヤのランクが分からない場合は、『転がり抵抗性能』がAA以上のタイヤを選びましょう。
耐久性(寿命)の低下
基本的に、耐久性が高いタイヤは、ゴム質が固く、燃費や乗り心地が悪い傾向があります。
近年では、技術が進み、耐久性と燃費を揃えてきてはいますが、両立は難しいのが現状です。
長持ちが全てと思っている人には、エコタイヤはあまりおすすめできません。
ウェット性能の低下
上のように、『ウェットグリップ性能』が低下することによって、雨の日の安全性に違いが出てきます。
極端に性能を落とすと、ギャップによって危険な事故に繋がる危険性が高まります。
中古タイヤ
中古タイヤはコストを抑えるための選択肢ですが、新品に比べて購入時の注意点が多いです。
残り溝の状態
中古タイヤは、残り溝少ないことが多々あります。
溝が少ないタイヤは、雨の排水性が低下してスリップしやすく危険です。
まれにスリップサイン寸前のタイヤもあります。
自動車検査員の目線から言うと車検はアウトです。
製造年数
タイヤの製造年が古いと、ゴムが硬化し、性能が低下している可能性があります。
上の写真だと、『3115』と書かれたのが製造年数で、2015年の31週に作られたタイヤです。
中古タイヤを選ぶ時は古くても2年までを選んで買いましょう。
ショップの保管状態
中古タイヤを購入する際の1番のポイントと言っても過言ではありません。
まず、タイヤを車につけなくても、雨風や日光に当たれば劣化が進みます。
保管をおそろかにするショップは、中古タイヤ自体も安全を保証できません。
屋内保管でしっかりと劣化しない環境のショップで選びましょう。
オールシーズンタイヤ
オールシーズンタイヤは、夏冬兼用のタイヤです。
しかし、地域によっては無駄遣いになることもあります。
オールシーズンタイヤは、急な積雪に対応する程度の性能なので、スタッドレスに敵いません。
整備士がおすすめするタイヤメーカー5選!
ここからは整備士のおすすめタイヤメーカーとモデルを紹介します。
ブリヂストン
ブリヂストンは、日本を代表するタイヤメーカーであり、高い技術力と信頼性で知られています。
安全性、耐久性、グリップ力の全てにおいて優れた性能を発揮します。
コンパクトからミニバンまで、専用品が作られており、高品質のタイヤです。
ミシュラン
フランスのミシュランは、グローバルに展開する有名タイヤメーカーです。
特にウェット性能と燃費性能に優れており、長距離ドライブや高速走行に最適です。
グッドイヤー
アメリカのグッドイヤーは、耐久性とオールシーズン性能に定評があります。
耐久性が高いため、長距離運転をする人にとって大きな強みになるでしょう。
コンチネンタル
ドイツのコンチネンタルは、ヨーロッパ車の純正装着タイヤとしても多く採用されています。
特に高速走行時の安定性とグリップ力に優れています。
ピレリ
イタリアのピレリは、F1でも知られていて、乗用車以外にもスポーツカーや高性能車に適したタイヤも多く出しています。
特に、ドライ路面での優れたグリップ力とハンドリング性能が魅力なメーカーです。
タイヤ交換するなら『タイヤフッド』が簡単!
いきなり言われても‥。
タイヤフッドって何なのよ?
タイヤフッドでは、専用サイトからタイヤを選んで、取り付け店舗まで予約をすることができます。
近くで探せるのは便利だけど、タイヤはどんな流れで取り付けるのよ?
タイヤフッドでは、サイト上でタイヤを選んだ後、取り付けの店舗に直接配送してくれますよ!
ネットでタイヤを買うと、
- 取り付け店舗を探す
- 金額を比較して予約
- タイヤを車に乗せて運ぶ
このような手間がかかります!
ですが、タイヤフッドなら工賃一律で、タイヤも直送するため、予約日に車を持って行くだけです!
ネットの中でも安い方なのね!
参考程度に見ておこうかしら!
詳しいことは、『【手間なく交換】タイヤフッドと楽天の違いを整備士が徹底解説!』で話してますが、一度値段を見てみるのもいいと思います!
Q&A
Q1: 安価なタイヤはすべて避けるべきですか?
必ずしもそうではありません。
安価なタイヤの中にも、信頼性が高く、性能が優れたものもあります。
重要なのは、信頼できる情報源からのレビューや評価を参考にすることです。
Q2: 中古タイヤはどうですか?
中古タイヤは、コストを抑えるための有効な手段ですが、品質や安全性に注意が必要です。
購入時には、溝の深さや製造年、外観の損傷をしっかり確認しましょう。
Q3: タイヤの寿命を延ばす方法は?
タイヤの寿命を延ばすためには、
- 適切な空気圧の維持
- 定期的なローテーション
- バランス調整
- 適切な保管
これらを行うことで、最大限に使うことができます。
まとめ
いかがでしたか?
今回はおすすめのタイヤメーカーを紹介してきました。
タイヤ選びは車の安全性や快適性に直結する重要な選択です。
買ってはいけないタイヤの特徴を知ることで、後悔することなく、安心な運転を楽しむことができます。
信頼できる情報源を活用し、自分のニーズに合った安全なタイヤを選ぶことが大切です。